よく「教科書で勉強する学校の英語と英会話の英語は別物だ」というお話を聞きますが、活きた英語を耳にするたびに実感できることがあるものです。
国語でも【話し言葉(口語)】と【書き言葉(文語)】は区別されるため、話し言葉の感覚で作文やビジネス書類を作成してしまうと添削により修正が入る……ということは珍しくありません。
例)
【話】「~です。なので、~」
【書】「~です。そのため、~」
英語の場合は、それが文法に現れていると感じます。
今回は、2025年5月にプロ野球の試合中継(阪神タイガースvs東京ヤクルトスワローズ@甲子園球場)を観ていて気づいた、試合後のヒーローインタビューにて外国人選手が実際に話されていたことをもとにお話しいたします。

◆【仮定法過去】の「If I were~」=ネイティブさんの場合
こちらの動画は、阪神タイガースさんYouTube公式チャンネルによる、5月3日に開催された試合後のヒーローインタビューです。
この日の甲子園球場はゴールデンウィークのため、ホームチームの阪神タイガースが勝利すると、子どもファンによるヒーローインタビュー企画が実施されました。
そのとき、お立ち台に上がっていたデュプランティエ投手と佐藤輝明選手に向けられたのは
「もし、プロ野球選手になっていなかったら、何になっていたと思いますか?」
という質問でした。
動画の4:30あたりから、このキッズインタビュー企画が始まります。
これに対するデュプランティエ投手の答えにご注目ください。
デュプランティエさんの発音は非常に聴き取りやすくて助かります。
If I was'nt a baseball player, I probaly would try to be a dentist.
「もし私が野球選手になっていなかったら、おそらく歯医者さんになろうとしたでしょう」
とのことですが、これは中3英語のラストに学習する【仮定法過去】の表現に当たります。(英検であれば準2級)
ネイティブさんが日ごろ使われる【仮定法過去】は、私たちが慣れ親しんでいる方の「was」だったのですよね。
私たちが一般的に教科書やテキストで学習する【仮定法過去】は「If I were~」になっています。
「be動詞(am、are、is)」の過去形であれば、
am・is=was
are=were
になりますが、【仮定法過去】になると「be動詞=were」と学習します。
なぜ「was」ではなく「were」になるのか?
これは「were」が古典的な表現であることから採用されているという説がありますし、文語となると見た目の区別が重要視される傾向にあります。
日本語(国語)でも、「え」は「ゑ」だったり、「い」は「ゐ」だったりする表記があります。
「If I were~」が文語表記なのだと実感したのは、このデュプランティエ投手の「If I was~」を耳にした瞬間でした。
◆活きた英語に触れることで深まる英語の面白さ
このようにプロスポーツの世界や映画、英語の歌詞等で「活きた英語」に触れると、同じ文法表現でも【話し言葉(口語)】と【書き言葉(文語)】の違いがあることがわかります。
今回の気づきは、デュプランティエ投手の発音や話し方が非常に聴き取りやすいものだったおかげということも大きいのですが、他にも様々なシーンでこうした気づきを得るきっかけが見つかると思います。
また、学校や英検テキストのリスニング以外にも、こうしたツールで耳から英語に触れることによりリスニング力アップの効果も大いに見込まれます。
実際に、私が担当してきた生徒の中にも「文法としての英語は苦手だけど、リスニングは楽しかったから得意」というタイプは何人もいました。
字幕があれば「聴こえてきた英単語から推測できる意味」と「書かれている意味」で「こんな使い方があるんだ!」という発見にもつながります。
今回は日本のプロ野球というシーンからご紹介しましたが、メジャーリーグや海外サッカー、バスケットボール等、インタビューを聞ける機会はスポーツ業界にもたくさんありますので、「勉強は嫌だけど、スポーツは大好き」という子どもにも効果的な学習方法と言えます。
※ちなみに書いている私はスワローズファンです。パ・リーグはバファローズ好きです。

🌟ココナラさんでの学習サポートサービス🌟
🌈教材販売のご案内をしております🌈
※こちらのブログにはアフィリエイト広告を利用しております
![]()